~この道の主ならば~

       昨日の日曜日(21)に一度体験したいと思っていた「座禅」を組

みに由緒ある曹同宗のお寺に行って参りました。

私の好きな場所での「座禅」を組めること事態この歳での初めての事

とあって本当に以前から楽しみにしていた一つでした。

午後1時半頃からスタートでしたから、少し早めにお寺に行き

見て回りそれからと思いましたが、私の目に入った事は以前からの

思いとは裏腹に怒りしか出て来ませんでした!!

      その光景とは、お寺の参道から「荒れ寺」と言ってよいほどの

荒れ放題で何処にも手がほどこされていない姿に変貌してしまって

いました事に、とても残念で怒りが込み上げて参りました。

正直ここの住職さんの顔と、どの様に「仕業」を積んで来られたのか

と問うて見たい気持ちになりましたです。

 

      私の知っている住職さんはもう20年前にお会いしてお話もさせ

て頂き、お抹茶もご馳走になりそれ以来フアンであり続けた要因で

した。あの住職さんは17前に代わられたとの事で幾ら代が代わると

してもここまでとは思ってもいませんでした。

とても残念で仕方ありません。

      しかし、あの時の由緒あるお寺は何処を歩いてもお庭も苔が生え

てもう本当に苔寺と申して良いほど素敵な「重厚感」のあるお寺でし

た。

正しくあの永平寺の分家で「上皇陛下」もお越しになられたぐらいの

格式あるお寺でした・・・本当に腹が立ちます!!

       あの時のお寺は境内も磨かれて床に艶があり、お庭も手入れさ

れて雑草なんか生えていませんでしたし、お坊さんが沢山いらして

お掃除に余年なく仕業に励んでいらっしゃいました。

やはり住職さんの「心一つ」で環境がガラッと変わるのですね!

これでは偉そうな「説法」を言っても仕業しているお坊さんには

肝心の心が伝わるものではありません。

ものぐさ住職と言わせて頂きますが、だからクモの巣が張り、草ぼう

ぼうで荒れ放題になるのは当たり前、学ぶお坊さんもいなくなるの

も当然の事と思われます。

       結局、「初体験」の座禅も体験しただけの事で終わりました。

住職さんの「説法」も人様に届くはずもなく・・・。残念ですね。

「磨かなければ綺麗にならない」そこにはその方の信念さえも現れ

その「心」の現れがその者だと確信せざるを得ませんでした。

      昔からのことわざである様に「人の振り見て我が振り直せ」と

言う言葉を日ごろ大切に思っておりますが、今回こそ痛切に感じた

事はありませんでした。

それは毎日の生活の中でのお掃除も「心」を入れて磨く事!

気持ちを入れてする事が人様に伝わる第一歩だと!

     

      この初体験でこの時期に大切な「風」を取り込んで綺麗な空気

と共に沢山の思いを気ずかせて頂いた事に感謝したいと思います。

 

                      ラ・リベルテ         見山   由美子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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